「商品はどうしましょうか……」 「今回はかくれんぼだけだから、予算余ってるんでしょー?だったら、派手な商品にしようよ!」 「そうそう。アイス一年分とか。」 いや、それは副会長さんが欲しいだけじゃ…… 「俺は最新ゲームソフトの10万円分がいい!」 「だからそれも会長さんが欲しいだけ……って、落ち込んでたんじゃないんですか?」 「俺、立ち直りは早いほうだから!」 「……落ち込んだり、立ち直ったり、忙しそうですね。」 私は冷ややかな視線を会長さんに向けていた。