生徒会のプリンス

「あれ……そういえば、洋介が入ってくる前って何の話してたっけ?」




……あ、生徒会のメンバーについてどう思うかとか、秀さんでドキドキするかとか話してた。




……今、秀さんにその話を思い出されると厄介だよね。




「あ、秀さん!そんなことより、私ちょっと用事を思い出しちゃいました!少し抜けてもいいですか?」




「え……あ、うん。いいよ。でも、戻ってきたらちゃんとただいまって言いに来てね!」




秀さんは、少し悲しそうにしながら私のことを離してくれた。




……ふぅ。やっと一人になれた。





みんなの憩いのスペースでは、茜と会長さんが真剣に花札をやっていて、会計さんがパソコンに向かっていた。




「茜、何してるの?」




「見ての通り、花札だよ。」




「いや、何でそんなこと?」




「だって、どうしてもって言うから。そしたら、私が連勝しちゃって、なかなか勝ち逃げさしてもらえないの。」




会長さんは、茜の前で真剣に手札を睨んでいた。




「茜……強すぎる……」




「あ、三光です。」




……茜って容赦ない。