「何だよー、秀。この原稿は!」
プレミアリッチココアが入っているマグカップを片手に、部屋に戻る途中、会長さんが何か印刷した紙を持って、秀さんに詰め寄った。
「なにがー?」
「なにがー?じゃねぇよ!挨拶、手抜きしすぎじゃない?」
どうやら秀さんは、出来上がった開閉の挨拶を、プリントアウトして、会長さんに渡してあったみたい。
「海斗がシャワー浴びてたから、プリントアウトして、机の上に置いてあげたんだよ?誉められることはあっても、怒られることはしてないよ。」
「うん。いや、その心遣いは嬉しいんだけどさ、内容がお粗末すぎてさ、うん。」
私は、会長さんの持っている紙を覗き込んだ。


