「……あの、七海ちゃん?」
「あっ……ごめんね。妄想の世界に……」
「妄想……?」
「あっ、何でもないよ!」
茜に呼ばれて我に返り、慌てて場を取り繕う。
性悪イケメン以外の4人の役員さんたちは、線が大量にひかれたあみだくじの行く先を調べてる。
……あぁ、神様。
今からでも遅くはありません。
私を普通の生活に戻してください。
「……ん?何で俺は部屋じゃなくて、こんなところで寝てるんだ?」
……性悪イケメンの素直な時間も終わりみたいね。
「それに何だよ、このあみだくじ。」
「だって、慎哉も入れてって言うから書いたんだよ?」
すかさず秀さんが、記憶を喪失して、自分勝手なことを言ってる性悪イケメンに突っ込む。
「俺が?何を決めるくじだよ?」
「ななちゃんの争奪戦に決まってるじゃん!」


