生徒会のプリンス


あ、言うなら今か。




「あ、俺も。今日、会社に行ったら、見合いしろって兄貴に言われた。」




騒がしくしていた海斗と秀も、何かを書いていた誠も、ぼーっとしていた七海も、俺がそう言った瞬間にピタッと止まった。




「え、ごめん。僕の耳がおかしくなったのかな?慎哉、もう一度言って。」




ようやく時が動いたと思ったら、秀がそう言った。




「だから、海斗と一緒でハワイで見合いすることになったんだよ。」




そう言って、近くにあったチョコレートを口に入れた。





「……断らなかったの?」




秀にほっぺたを引っ張られたままの海斗が口を開く。




「無論、断った。でも、兄貴に脅された。」




うん。嘘はついてないな。