しかし、この香水をどうやって七海に渡そう……。 何の口実もなくプレゼントなんか渡したら、気まずいしな……。 それに何より、俺が必死みたいで嫌。 何かの口実が欲しいな……。 でも、あいつの喜ぶ顔も見たいし…… ……すっかりキャラが変わってる、俺。 「おーい、慎哉!」 そんなことを考えて、帰ろうとしていた時、背後から聞き覚えのある嫌な声が聞こえた。 「……社内だろ?威厳も何もあったもんじゃないな。」 俺は大きくため息をついて、しぶしぶ振り返った。