生徒会のプリンス

「じゃあ、僕のななちゃんにしてもいい~?」




そう言って書記さんは私の体に抱きついてくる……って、何してるの?




「ちょっと、書記さん……」




私はそう言って体を引きはがそうとするけれど、全然意味ないみたい。




「書記さんなんてやめてよ~。秀って呼んで!」




……いや、今の問題点はそこじゃないんですけど。





「……秀、趣味悪いな。」




性悪イケメンはそう言うと、星のマークが描かれた部屋に入って行った。




「あぁ、行っちゃった。」




「……あのぉ、そろそろ離して頂けませんかね?秀さん。」




「えぇ~、何で?っていうか、さんはいらないよ?」




いや、何でって……




「秀。七海さんを案内しないといけないので、その辺にしてください。」




「ちぇ……」




会計さん、ありがとう!!