「……いい。後で言う。」
慎哉はそう言って、背を向けた。
……本当に調子狂う。
「それじゃあ、今から新入生のみなさんは校内に隠れてくださいねー!鬼のみんなは少し退屈だと思うけど、外にいないとみんなが隠れられないもんね。ごめんねー。」
……絶対に悪いと思っていないような謝り方だけど、みんな納得してるからいいか。
「タイムアップになったら、容赦なく探しに行くからねー。『もういいかい?』なんて聞かないからね!じゃあ、スタート!!」
私は秀の放送を聞いて、大きくため息をついた。
「あの、どうして秀に放送をまかせたんですか?」
「理由なんてないですよ。強いて言えば、書記の仕事だからです。」
誠はそんな私の質問にも淡々と答えていた。


