「やっぱりまだ寝てる……」
慎哉は無駄に大きいベッドの上で無垢な寝顔で眠っていた。
「慎哉!そろそろ起きたら?みんなご飯食べてるよ?」
「……ん。」
……あれ、今日はやたら早く起きるんだ。
「……あれ?七海?」
「うん、おはよー。今日はいつになく素直に起きたね。いつもそれぐらいだと茜が喜んでくれると思うよ。」
「そうかなぁ?えへへへ……」
……不覚にも胸がドキドキした。あの笑顔は反則でしょ?
「あれ、何かいい匂いがする……」
「あ、あのね?朝ごはんにクロックムッシュを作ってみたの。それで一応慎哉の分も作ったんだけど……食べる?」
……あれ、言葉が返ってこない?もしかして、もう寝起きタイムは終了?
そんなことを考えて慎哉の顔覗き込んだ瞬間だった。


