「……分かったよー。説明しますよー。」
「お願いします。」
私は、女子たちからは羨望のまなざしで、男子からは不思議そうなまなざしで見つめられながら、海斗の説明を隣で聞いていた。
「まぁ……こんなところかな?つまり、鬼は探し始める一時間前の8時には校門前で集合。鬼だって分かるように、シールと同じ色のタスキを巻くこと。校内には、入らないようにして、その一時間で隠れるという感じ。で、さっきななに配ってもらった各クラスのシールを見つけた人に貼ってくださいねー。自分のクラスの人が隠れているのを見つけても、無視してね。三時間後、一番多く見つけ出したペアには豪華賞品、もちろん他の鬼のみんなにも商品があるよー。あとね、一番見つからなかったクラスにも商品が出るから、一致団結して、かくれんぼしてね?……えーっと、こんなところかな?何か質問、ある人?」
……プリントの説明だったけれど、会長らしい一面に内心、すごく驚いていた。
「あの……生徒会のみなさんはどうするんですか?」
一人の女の子が、顔を赤らめながらそう尋ねた。
「僕たち?僕たちはね、基本的に楽しむことが目的だから、鬼になってみんなを探す役!生徒会に見つけられた人には、生徒会のシールを貼るんだぁ。」
海斗がそう言うと、質問した女の子はより一層顔を赤らめた。
普段、話すことができない海斗と話すことができたり、こんな近くで見ることができたりして、本当に嬉しいんだろうなぁ……
私はその感覚がマヒしちゃってるけど。


