「こんにちはー……って、七海ちゃん、どうしたの?」





「茜~、何か久しぶりだねぇ……」





「さっき教室で会ったよね?……どうかしたの?」





その時、私を救うためにやってきてくれたとしか思えない絶好のタイミングで、茜が生徒会室にやってきた。




……うん、うん。やっぱり、持つべきものは友達だよね。






「あのね……コピー機が上手く使えなくて……」




「あぁ、そうなんだ。私がやってあげるよ。でも、一緒にやって覚えてね。私もいつも来られるわけじゃないから。」





「ありがとう、茜。大好き!」





「ありがと。」





茜はそう言いながら、抱きついた私をギュッとしてくれた。