その場が嫌になり、何も考えずに走った先には屋上に着いた。 そしてまた空を見上げる。 「きり…と」 『来ないで』 なんでそう言ったのかは、わからなかった。 ただ、とっさに出た言葉がそれだった。 俺、きっと悲しいんだ。 こんな気持ちなんて何年ぶりかな… 俺にはあいつしかいなかった。 あいつと同じように、優奈は俺に初めて喋りかけてくれた。