─水波side─


やっぱ優奈は霧斗が好きなんだな。


でも振られて後悔はしないよ。


だって俺の気持ち伝えられたから。


伝えずに終わる恋なんてもったいないよ。


まぁ霧斗には何もかも負けてんし。


勉強も、カッコ良さも、身長も…─


俺はそんな霧斗が憧れだしな。



『じゃあ!』



俺は屋上を後にした。