『若恋』若の嫉妬【完】




シャツをギュッと掴む熱に傍にいることで安堵する。



「そばにいてやるから寝ろ」

「うん」

「喉乾かないか?」

「大丈夫。いい。…側にいてね」



「………」





―――りおが寝入るまでそうして側にいた。