「てか、あたしお金なくなっちゃった」

そんな事に気づいた、放課後
先輩にクリーニング代渡さなきゃだし、って待てよ、クリーニング代って何円だ?
誰かわかるかたいらっしゃいますか?
でもあれ高いっていってたよね…
先輩、金持ちのぼっちゃんだってきいたことあるし、あのシャツもきっと特注品なんだろうな。



うちの学校は゜私服じゃなきゃいい!!゜がモットーのゆるいー校則
赤チェックのスカートでブレザーの人もいれば、紺色のセーラーの人もいる。
だから、違う学校の人が入り込んでてもぱっと見わかんないと思う。
そんなことの防止に毎朝先生たちが見張ってるし、授業中も防犯カメラ&警備員でばっちしです。
そうゆう制服の魅力に惹かれたあたしみたいな人たちが半分、セキュリティの強さで来た人4分の1、根っからのお金持ちが残りをしめる、そんな学園。



「おーい。もしもーし!!あーおーいー」


「はっ!!トリップしてた。」


「アンタ大丈夫なの?まさか、あの先輩にほれちゃったの?」


「まさか、そんなことないよ。ただ今月お金がもうないなぁって思ってただけ」


「それならいいんだけどね、あっそういえばさ、数学の山田いるじゃん!!アイツさ………」

そんな他愛のない話をしながら、家に着いた。