やがて着メロも止った。


しかし、


また5分もしないうちに鳴りだした。


「ん……?」


ベットで寝る悠季君が起き、


あたしの隣で寝ている波江も起きた。




「あたしの携帯だ」



そう言ったのは、波江。




波江はまだファミレスのことがあるのか、少し躊躇している。


「あたしが見ようか??」


そう言ったあたしに、

波江は


「ううん。あたしが」


そう言って波江は携帯を手に取った。



ボタンを押す指が動く。



「!?」


波江が急に目を大きく見開いて、震えだした。


「波江??」


「これ……」


波江が携帯のディスプレイをあたしたちに向ける。