翌日――――




あたしは悠季君と一緒に病院へ向かった。



コンコン―――


「失礼します」



静かに病室の扉を開き、

南を見た。




「あら、要ちゃんと悠季さん」


おばさんも酷くやつれていた。


一晩中寝ないでいたんだろう。



あたしはお辞儀をし、南に視線を向けた。




南は起き上がっていたが、ベットの中にいるは変わらない。



下半身は布団の中だ。



南はじーっ、とそとを見ていた。




そして、



なにかブツブツ言っている。





「南……?」




あたしは一歩づつ南に歩み寄った。