「きゃーーー!!」




教室に戻るなり、耳を突くような
黄色い声。





「どうしたの?」




群がってる女子の1人に聞いた。




「あ、要!今ねっ!南の彼氏の写真見てたのっ!!」




「それが超カッコイイの!!」





顔を輝かせながら言う彼女達に少し引いてしまう。





「へ、へぇーー…」





人の彼氏を見て何がそんなに楽しいのだろう。



自分の彼氏でもないのに、奪う気か?




「要も早く選びなよぉ!」




「う、うん……」