「楽しいことあった?」
「ん?どうして?」
「なんか、楽しそうだから」
「んー…あったと言えばあるかなー?」
最近はいつも悠太と他愛ない話をして帰っている。この時間が一日の中で一番の楽しみ。
「何があったの?」
「んーそうだなー…ってどうしてそんなに聞きたがるの?」
わたしの日常を聞いて楽しいのかな?
すると先輩は急に悲しそうな表情をした。
「優希ちゃんの“楽しい”を共有したいの。…ダメ?」
「う……っ」
わたしがその顔に弱いこと知っててするんだもん…卑怯だよ悠太…
「もうっ!確信犯めっ!」
わたしは勢いよく悠太の腕にしがみついた。
「うわっ!」
悠太はよろめくも、しっかりとわたしを支えてくれた。
こんなに幸せでいいのだろうか……

