桜の木の下で -2-





部活が終わり、わたしは体育館をモップがけをしていた。



モップがけをしていると、今日も一日終わったんだなぁと感じる。



すると、体育館のドアが開いた。ドアの方を見ると、



「え?松田くん?」



松田くんがモップを持ってこちらに歩いてきた。



「一人じゃ大変でしょ?手伝うよ」



「え、いいよ!疲れてる松田くんに手伝ってもらうなんて申し訳ないし…」



「二人でやった方が早いでしょ?というか俺、疲れてないし」



早く終わらせよ!と松田くんはモップがけを始めた。



「あ、ありがとう!」



松田くんの心遣いに嬉しくなり、わたしは笑顔で松田くんき駆け寄った。



「早く終わらせるために競争しようぜ!」



「え、待ってよ!松田くん速いって!」



急に走り出した松田くんにわたしは付いていくのに必死だった。そんなわたしに松田くんはずっと笑顔を向けてくれた。



……悠太が見ているのを知らずに。