桜の木の下で -2-





「誰もいないなら俺やるって言いたいところだけど、俺無理だもんなー」



誰か助けてくれっ!と顔の前で手を合わせて必死にお願いする早嶺くん。



んー…いつまで経っても決まらないからなぁ…



「……なぁ、高橋さん」



「ん?」



珍しく、松田くんから話しかけてくれた。



「…俺と一緒にさ、図書委員やる気ない?」



「………え?」



松田くんの顔を見ると、とても真剣な表情をしていた。…少し頬が赤いけど。



「…早嶺のこと助けたいなーなんて…さ。頼めるの高橋さんくらいだし」



確かに…どの委員会も基本男女一人ずつだもんね。



「さすが松田くん!やろうか!」



「…ありがと」



ニコッと微笑むと、松田くんも微笑んでくれた。そして二人で一斉にビシッと手を挙げた。