桜の木の下で -2-





お昼休み。悠太の言っていた通り、松田くんは極度の人見知りらしく…。クラスのみんなからのお弁当のお誘いを断って自分の席で一人で食べようとしていた。



『仲良くしてあげて』か……。よし、思い立ったらすぐ行動!



「ねっ、松田くん!」



わたしの隣の席でパンの袋を開けようとしていた松田くんに声をかける。松田くんはこっちをちらっと見ると、視線を逸らした。



「……なに?」



ぶっきら棒に返事をされる。そんなに嫌われてるのかなわたし。こ、こんなんでへこたれないもん!



「一緒にご飯食べようよ」



「……え?」



松田くんは少し間をおいてから、びっくりした表情でわたしを見た。