桜の木の下で -2-





「ねっ、松田くんどうだった?」



同じクラスらしいね?と悠太が聞いてきた。



「んーまだわからないっ!わたし話しかけると必ず口元押さえるんだよね…まともに会話できないの」



…わたし面識あったっけ?



「話しかけるほどもう仲良くなったの?」



「……え?」



急に悠太がむっとした表情をした。



「ちょっ!悠太どこに妬いてんだよ!」



お兄ちゃんが苦笑しながら悠太の肩を叩く。悠太はだってー!と笑いながらわたしの頭をぽんっと優しく叩いた。



顔を上げると、悠太は「松田くん人見知りで有名だから、仲良くしてあげて」と目を細めて言った。



人見知りで有名って、どんだけですか…っ!それくらい松田くん強いってこと?



わたしは一応うなずいた。