桜の木の下で -2-





「こんなに頻繁に転校生ってくるものなのか?しかもバスケ部に!みんな有名どころだぞ!」



「桜岡の名前がだんだん広まってきたんですよ!嬉しいことじゃないですか!」



移動教室の途中、体育の授業終わりと見られるお兄ちゃんと悠太が、亮くんと5組の前で話をしていた。ちなみに5組は亮くんのクラス。



みんな嬉しそうに話している。



「松田くんが来るなんて、ね」



悠太もとても嬉しいようで、わたしも嬉しくなってきた。



「あ、優希!」



げっ!お兄ちゃんに気付かれた…



すると案の定悠太もこちらに顔を向け、いつものようにふわっと微笑んだ。