桜の木の下で -2-





転校生が入ってきた途端に女子たち(わたしたち以外)の悲鳴が上がった。



遥香ちゃんたちは耳をふさいで迷惑そうにしている。



……そんなに格好いい人なの?



女子たちが立っててよく見えないので、わたしも立ち上がって転校生を見てみた。



「お、見えたー」



確かに格好いいかもなーなんて思いながら見ていたらバチッと転校生と目が合ってしまった。



ちょっと気まずくなったので軽く微笑みながら会釈すると、転校生は大きく目を見開いた。



「え、何!!?」



わたし何かした…!?



「今の話聞いてたーっ?」



「わっ!はいはい!」



遥香ちゃんにスカートを引っ張られたので、大人しく席についた。