桜の木の下で -2-





すると急に前のドアがガラガラッと勢い良く開いた。



びっくりしてみんな一斉にドアを見る。



「おい!転校生だってよ!」



そう言って入ってきたのは、このクラスの学級委員の早嶺(ハヤミネ)くん。



「え、まじで?」
「ガセじゃねぇの?」
「男子!?女子!?」
「イケメンーっ!」



早嶺くんが必死に何かを話すも、周りのみんなに声がかき消されている。



「……今時期転校生?」



千春ちゃんが怪訝そうな顔をした。



「今時期ってなんか可哀想だね…」



確か亮くんが転校して来たときも学校始まってすぐの時期だった。学校に慣れてきた頃に転校はなんだか可哀想だ。