そんなとき、時任渉は決まって煙草を吸う。 セブンスターのメンソール。 箱には緑色の星が並んでいる。 時任渉は学生時代に煙草を吸っていたが、就職活動を機に止めていた。 しかし、度重なる仕事のストレスにいつの間にかまた吸い始めていた。 嫌煙者の上司とあって、喫煙ブースは時任渉にとっては避難場所の様なものだった。