そしてあの連中は何より年上を敬わない。 それが、権藤和臣が最も不満に思っていることだった。 権藤和臣が口を開けば、誰かが「それはもう時代遅れですよ」と言い、現場へ出ようとすれば、「無理はしないでください」と止められる。 現場へ出ることについては心臓を悪くしたから、と言うのもあるが、要は体のいい厄介払いだろう。 残り一週間。 みんな、役立たずの老いぼれが居なくなるのを心待ちにしているようだった。