「だから、試してみない?」 少女は言った。 「これを貴方に譲る。 もし、本当に貴方が望むものだったら、その時に対価を貰う。 違っていれば、これを好きにして構わない。 対価も要らない。 そもそも、貴方は夢だと思っているから別に今ここで取引しても損は無いでしょ?」 「……」 少女の言葉を聞いて、権藤和臣は考える。 …夢ならば、目が覚めて終わり。 百歩譲って、これが現実だとして。 受け取るのはただのライターだ。