「いいよ」
「まじ?」
「嘘だけどさ」
「うぜぇ……」
「言ったんじゃん 陣じゃ役不足なんだよ?蓮君なんか5年早いよ」
「じゃあさー」
蓮君はニッと笑って言った
「5年たったらむかえにくるよ」
「ヤンキーのくせにキザだね」
「馬鹿にすんなよ」
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コンコン
生徒会室
「はいよー」
あたしはノックをして彼方先輩の反応があってからドアのぶをひいた
「なんだ 冴慧ちゃんじゃんかよ」
彼方先輩が言った
「ノックなんかするから先生かと思ったよ」
「………。」
あたしは生徒会室を見回した
陣の姿は……ない
「彼方先輩 陣 来てないですか?」
「いや 来てないよ」
「今日1回も来てないですか?」
「1回も来てないよ」
「そうですか…」
あたしは心の中で小さなため息をついて生徒会室を後にした
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「これでいいわけ?」
「はい」
近くに隠れていた陣がうなずいた
「なんで逃げるわけ?」
「冴慧に…隠し事してる自分が嫌なんすよ 今は冴慧にあう資格すらないっす」
「じゃあなんで冴慧ちゃんは陣を探してるんだろーな」
「知らないですよ 『迷惑だからあたしに関わんないで』って言われるんじゃないですか?」



