ヤンキー彼女とメガネ君



「アンタ、あずちゃんに気がねえなら近付くんじゃねえぞ。あずちゃんは俺ンだから」


絶対違うし!!


「別にお前に関係ねえだろ」


「ダサメガネのくせにえらそうに言うなよ」


「ちょっ!!」


店内で暴れるなって!!


うざ男が長嶋遼平の胸倉をつかむ


その瞬間、メガネが落ちた


「うっ...」


うざ男が力を緩める


「二度と梓に近付くんじゃねえぞ、てめえ」


ちょっとー!!!


怖いからー!!!


「チッ...あずちゃん、俺先に戻るから」


うざ男はコンビニから逃げて行った


「...ありがとう、長嶋遼平...」


「...遼平」


「へ?」


「遼平って呼べよ」


「え?あ、うん」


いいんだ、そう呼んで...


「またメガネ割られたらたまらねえっつうの」


落ちてるメガネを拾ってかける遼平


「...ねえ、なんでメガネかけてるの?」


「あー?」