「梓。俺、梓が好きだ」


遼平が近付いてきて言った


「だから、俺と付き合ってほしい」


「うん...」


あたしは初めて遼平に抱き着いた


「梓...?」


「あたしも、遼平が好き。ずっと悩んでたけど...ずっと...好き...」


力いっぱい抱き締めると遼平も抱き締め返してくれた


「俺、こんなんだけどいい?カッコよくもねえしメガネ外しちゃったし...」


「それでもいい。遼平はあたしのだから...」


遼平の匂いだ...


落ち着く...


「梓、顔上げて?」


「ん...」


顔を上げたら遼平がキスをしてくれた


「梓は誰のもん?」


「遼平♪」


あたし達はまたキスをした





不釣り合いな2人の付き合いが、またスタートした






  ―END―