「梓と一緒なら、俺、どこでも行けるから」


「でも...」


この学校のテスト、簡単だもん...


バタンッ!!!


「りょうへーい!!!!」


「ゲッ...なぎさ!!!なんで来んだよ!!!」


女の子が屋上のドアを思いっきり開ける


「あたし、やっぱり納得行かなーい!!!」


そのまま走って遼平に抱き着く


「ちょっ!!!くっつくな!!!」


「いいじゃん、遼平」


「へ?」


キョトンとした表情の遼平


「またそいつ、アメリカ行くんだろ?...だったら少しでもそばに居てやりなよ」


「でも...」


「別にあたし、1人でも平気だし」


「...分かった。なぎさ、お前いつアメリカ行く?」


「え?あたし、アメリカなんか行かないよ!!!」


「...は?」


アメリカに行かない?


どうゆうこと?


「あたし、断ったの!!!遼平と一緒に居るって♪」


「意味分かんねえよ。俺は梓と...」


「こんな女より、あたしの方がいい女だもん!!」


女の子が遼平にキスをした


なっ...!?