「梓、起きろ」


「へ...?」


眠け眼を開けると、メガネをかけた遼平


「俺、ちょっと学校行ってくるけど...」


「そっ...行ってらっしゃい...」


あたしは布団の中に潜る


「梓、どうする?」


「ん...?」


「ここで待ってるか?」


「うんー...」


家帰っても別に、誰も居ないし


「じゃあすぐ戻ってくるから。おとなしく待ってろよ」


「あーい...」


あたしは中途半端に起こされると機嫌が悪い


とゆうか今はとてつもなく眠たい


「じゃあ行ってくるから」


遼平はあたしのおでこにキスをして部屋を出て行った


カチャッ


...ん?


今、鍵閉めた...?


「りょうへーい、鍵閉めた...?」


「当たり前。俺が帰るまでこの部屋に誰も入れれるわけねえ。俺の女が汚されたら許せねえからな」


「へぇー...」


どうでもいいや...


めちゃくちゃ頭痛い...


もう1回寝ておこう...