「...ッ――」


そう思えば思うほど苦しくなった


あたし、戻れないくらいに遼平のこと...


違う!!!


慌てて首を振った


あんな奴、好きじゃないし!!!


あたしは着替えることを忘れて公園に向かった


「梓!!!服!!!」


「あー...」


公園に着いて玲に言われてから気付いた


そのままじゃん、あたし


「梓、どうするの?」


「もういいや。そのまま飲むよ」


「えー!!!ダメだよ!!!」


って言われてもあたし1本目、飲んでるし...


「梓、補導されちゃうよ?」


「平気。バレなきゃいいんだし」


1本目、飲み干した


...あれ?


なんか...クラクラする...


「ちょ、梓!?」


あたし...どうしたんだろう...?


頭が...割れそうなくらいに痛い...


あたしはベンチで倒れ込む


「梓!!!しっかりしてよ!!!」


「ったく...バカなことしてんじゃねえって、バカ女」


心地の良い声が聞こえてあたしの意識は飛んだ