「梓!!!早く着替えてよ!!」


「へいへい」


こういう日って早いんだよね、1日が...


もう放課後になって玲は私服に着替え終わってる


「玲、先にあの公園で待っててよ」


「あたしにチューハイを買えと!?」


「そう。それかゆっくり着替えるあたしを待つ方がいい?」


「嫌、先行ってます!!」


猛ダッシュで駆けてく玲


玲は可愛いなぁ...


...あたしも早く着替えないと


「うおっと...」


ふいに誰かが後ろからあたしの腕を引っ張った


「...アンタ、誰?」


見覚えのない男


グラサン、似合ってねえし...


「俺だよ、俺」


グラサンをちょっとずらしてあたしを見る男


「...遼平、何してんの?」


「どう?俺、グラサン似合ってねえ?」


「全然」


「ちぇー。結構イケたと思ったのによー」


「メガネ、どうしたの」


「あー?落として割れた。何故かグラサンが入ってたから1日グラサンで乗り切った」


や、ピースされましても...


「で、離してくれない?」


いまだに腕は掴まれたまま