ヤンキー彼女とメガネ君



「かんぱーい♪」


あたしの家の近くの公園に入ってビールを飲む


「...プハッ!!!」


「梓はビール飲みすぎると酔っちゃうでしょ?」


「いーの!!!」


今は何もかもを忘れたい


遼平のキスも、言葉も全部...


1本目のビールを飲み干す


「...次!!」


2本目を掴んで開ける


「梓~、やめときなって」


玲は少しずつ飲んでる


あたしはもう...ガブのみですね、はい


「いーの!!!あんな奴...忘れたいんだっつうの!!」


遼平の...バカ...


さっきっから頭の中は遼平でいっぱい


考えたくないのに浮かんでくる


遼平は...あたしでいいのかな?


あたしなんかで...いいのかな...?


「ちょっと...梓...」


「ンだおー」


2本目も空っぽ


「...ヒック...」


あ~...


頭がクラクラする...


「ちょっと!!ここで寝ないでよ!!」


あたしはベンチで横になる