ドキッ...


不意に胸が高鳴った


「べ...別に関係ないしっ」


慌てて手を払う


「...へぇ。そんな態度、とっていいわけ?」


「は...」


一瞬、何が起きたか分からなかった


唇に冷たいもの...


遼平があたしにキスをした


「...ン...ッ」


つい声が漏れる


コンコン


ビクッとした


誰も来ないはずなのに...誰かがドアをノックした


どうする!?


もし先生だったら...あたし私服だし!?


「来いッ、梓」


「ちょっ...!?」


グイッと引っ張られて部屋の隅に


あたしを隅に押し付けられて座り込まされる


その前に遼平が座り込む


「ちょっと...何すんの...」


「ちょっと黙ってろよ」


なっ!?


遼平があたしにまたキスをした


な...なにすんのよ!?