「…ん、」

「海君、大丈夫!?」

「ここどこ?」

「保健室だよ!海君、熱出して倒れちゃって。」


あのあと、先生に手伝ってもらって海君を保健室に運んだ。

「あー、なんか体だるい」

海君が体を起こそうとする。

「だめ!寝てて」

パアーン!


「あ、…花火」

みんなの笑い声が聞こえる。

「見に行ってこいよ」

「ううん、ここからでも見える」

ベッドに座り保健室の窓から花火を見上げる。



「…綺麗」