──フワッ…… 「………?」 私は、何か 柔らかいものに包まれた。 「はいどいてどいて〜 お姫様のおなーり〜♪」 拓弥…さん? 「圭吾くん、この子誰〜!??」 「ん〜内緒。」 「きゃー〜!」 拓弥さんと圭吾、さん? じゃぁ… 私を包んでるのは…… 「悠……さん…?」 「喋るな、下むいてろ」 「…………」 ブレザーの上から 悠さんの 手の体温が伝わってくる…。 「あったかい…」 やっぱり、みなさんは 私のヒーローです……。