君を愛する

「お父さん、お願い。修二の両親も高校卒業するまでは、生活費とかを援助して全面協力してあげるって言ってくれたの。お父さんとお母さんには迷惑かけないから、私からもお願い」
 彩香がそう言うと、彩香も修二の隣に土下座をした。
「やめなさい、二人とも。そんな大事なことは今すぐには決められない、大事な一人娘なんだからな。もう少し考えさせてくれ。とりあえず修二君、、今日の所は帰ってくれ」
「分かりました。今日はここで失礼します。でも、俺は本気ですから。彩香さんのことを幸せにします」修二はそう言い残し、頭を深々と下げて帰っていった。
「彩香、本当に赤ちゃんを産む気なのか? 赤ちゃんを育てるだけでも大変なのに、学校に行きながらともなると更に大変になる。その覚悟の上で赤ちゃんを産むのか?」
「覚悟の上だわ。赤ちゃんのことはちゃんと育てるし、学校の勉強もしっかりとやるわ」
彩香は強い口調で言った。
「分かった、それだけを確認したかった。後はお母さんと一緒に話し合うから、彩香は自分の部屋に戻りなさい」
「分かった」彩香は短く答えて自分の部屋に戻っていった。
 自分の部屋に戻った彩香は、修二にメールを送った。
「私の親は了承してくれるかどうかは五分五分ってところだと思う。これからは毎日私からも願いしてみようと思う」というメールを送った。数分後、修二から返信がきた。
「宜しく頼む。近い内に俺の親父が彩香の家に行くと思うから」という返信内容だった。私はベッドの上に横になると、そのまま寝てしまった。
 それから二日後、修二のおじさんが私の家に来てくれた。私の両親を色々と説得してくれたらしく、長い時間居間で話していた。
 修二のおじさんが帰った後、私はお父さんに居間に来るよう呼ばれた。
「彩香、修二君のお父様に半ば説教気味で色々と言われたよ。親が一番すべきなのは、子供の幸せを願うことだと言われた。お父さんは、彩香と修二君の気持ちを分かってあげられてなかったようだ。結婚と出産を許してやる」
「本当に? ありがとう、お父さん」そう言って、彩香はお父さんに抱きついた。