君を愛する

「うん。とりあえず一人でゆっくり休みたいから、帰ってもらっていいかな? 修二、ゴメンね」
「分かった。じゃあ、俺らはもう帰るから、今日はゆっくり体を休めろ。学校も行けるようになってから来ればいい。だから、学校のことは気にせずに体を休ませてくれ。おばさんにも俺から説得しとく」
「ありがとう」彩香は泣き続けていたせいか、掠れた声で言った。
「じゃあ、本当に元気になれよ。俺らがついているから」そう言い残し、修二たちは彩香の部屋から出て行った。
 そして、おばさんがいる居間へ向かった。おばさんはずっと彩香のことを考えていたらしく、昨日から寝れてない様子だった。
「おばさん、大丈夫ですか? 彩香は一人で休みたいと言ったので、今一人で横になっています。俺らがいますから、おばさんも心配しないでください」修二は心配そうに言った。
「修二君。私がしっかりしていなかったせいで、彩香がこんな酷い目に遭ってしまった」
 おばさんはそう言うと、机に顔を伏せて泣き出してしまった。
「おばさんのせいじゃいですよ。逆に俺がちゃんと守ってあげれなかったのが、とても悔やんでます。でも、俺らやおばさんがしっかりしていないと、彩香はずっと心に深い傷を負ったまま生きていかなければならなくなってしまいます。少しでも周りが彩香に明るく支えていけば、彩香はきっと立ち直ってくれます」
「そうね。親である私が一番しっかりしないと、彩香に申し訳ないわね。修二君、ありがとう」おばさんは掠れた声で言った。
「そうですよ。俺らも頑張るので、おばさんも頑張ってください。あと、彩香は当分学校を休ませてください。今の彩香を学校に行かせるのは、あまりにも可哀相です」
「そうね。学校は当分休ませるわ」
「じゃあ、俺らはここで失礼します。俺はこれから毎日学校行く前に彩香の家に来ます。早く彩香には元気になってほしいので」そう言って、俺たちは玄関へと向かった。
「みんな、彩香のためにありがとうね。私も頑張るわ」それを聞いた俺たちは、少し頭を下げて家を出た。
「今日は皆疲れただろうから、もう解散にするか。皆彩香のために付き合ってくれてありがとう」修二は深々と頭を下げた。
「当たり前だろ。俺らは仲間だし、これから先ずっと仲間なんだから」秀が修二の肩をポンと叩いた。