君を愛する

「うん、そうだね」彩香は修二の手を強く握り直して微笑んだ。修二は彩香の頬にキスをして、「大好きだよ」照れながら言った。「私もだよ」彩香がそう言って、修二にキスをやり返した。
「それより、お弁当でも作ってくれば良かったね。こんなに天気良い時にこういうところでお弁当食べたら、美味しかっただろうね」
「そうだな。彩香の手作りの弁当食べたかったな」修二は微笑みながら言った。
 そのあとも二人は寝転びながら話した。
「もう昼過ぎか。もうそろそろ帰るか?」修二は起き上がり、彩香の方に目をやった。
「そうだね。じゃあ、家に帰ったら修二の昼ご飯作ってあげる」彩香は微笑みながら言った。
 二人は来た道を戻り、修二の家に着いた。「お袋、ただいま」修二は大声で言った。
「おかえり。これからお昼ご飯作るわね」お袋がそう言って、キッチンに向かおうとすると、彩香がそのお袋を呼び止めた。
「おばさん、今日のお昼ご飯は私が作ります。せっかくだから、おばさんからもう少し料理習いたいですし」彩香が遠慮がちに言った。
「わかったわ。今日のお昼は何を作ろうかしらね」お袋は、お昼のメニューを彩香に問いかけながらキッチンへと向かった。彩香もそのあとについてキッチンへと向かった。
 俺は部屋着に着替え居間に戻りキッチンの方に目をやると、お袋に教わりながら一生懸命料理をしている姿が見えた。その姿を見て和みながらテレビをつけた。
 そうこうしているうちにキッチンの方から良い匂いが漂ってきた。この匂いは肉じゃがだと思い、キッチンの方に向かった。
「彩香、今日の昼飯は肉じゃがか?」修二は嬉しそうに問いかけた。
「そうだよ。修二がいつも肉じゃがは喜んで食べてくれるって聞いたから。とりあえずは修二が大好物の料理を習得しようと思ってね」彩香は嬉しそうに言った。
「嬉しいな。これからも料理の腕を上げてくれよ」修二はそう言って、肉じゃがをつまみ食いした。「美味い」と一言呟いた。
「ほら、もうすぐで出来るんだから待ってなさいよ」彩香は修二の手を叩いた。修二はムスッとした顔をして居間に戻っていった。
 数分後、お皿に盛られた肉じゃがが食卓にやってきた。
「修二、できたよ。あまり美味しくできたかは自信ないけど」彩香は俯きながら肉じゃがを持ってきた。