水月が私に対して怒っている。

それも尋常じゃないくらい。

私、何か悪いことしたかな…?

用事って言ってお弁当食べるの断ったからかな…。

段々悲しくなってきた…。

「ついてきて。」

水月の声の低さに思わずビクッとした 。

私は慌てて鞄をとって、黙ってついて行く。

連れて行かれたのは体育館裏だった。

「海。お昼休み、何処にいた?」

冷ややかな目線とともに話しかけられる。

お昼休みは陸先輩といた…でも本当のこと言ったら…。

「嘘はつかないでよね。」

迷ってたら、水月が言った。