昼休み…

手紙に書かれていた通りに体育館裏に向かった。

呼び出されると、前回呼び出されたことを思い出すけど、助けてくれると書かれていたので不安ではない。

待っていると、足音が聞こえてきた。

「海ちゃん!」

現れたのは陸先輩だった。

これが手紙の意味だったんだ…。

「先輩お久しぶりです。元気でしたか。」

「うん、まぁまぁかな。」

「最近、教室に来なくなって、水月が寂しそうにしています。忙しいのですか?」

「まぁ、ちょっとね…。」

さっきから曖昧な返事しかしない先輩。

私のイジメのせいじゃないのかな?

だけどこれ以上は何も言えなくて、
お互いに無言になる。