「『明日の昼休み、ここに来い。
お前を助ける。』??」

今までの質問とは違う手紙に、
困惑した声が聞こえる。

「…わかった、ここに来るよ。」

一年は答えた。

それ以外何も書かなかったから、一年も何も言わずにしばらくそこにいてから、椿さんバイバイと言って帰った。

後は陸だけだ。
部活から戻ってくる陸を待った。

しばらくして、陸が昇降口に来た。

「どうしたんだ?珍しいな。」

「陸に話があるから待ってたんだよ。」

「…ますます珍しいな、話って何?」

「ブレスレットをあげた一年が気になるのか?」

「えっ!?なんで知ってるの!?」

分かりやすい動揺だな。