登校日の放課後。

「うーん、カフェオレとミルクティー、どっちがいいかなぁ…。」

私は自動販売機の前で迷っていた。

「どっちでもいいけど、
早く帰ろうよ…。」

水月は半分呆れながら、既に買ったミルクティーを飲んで待っている。

ミルクティー美味しそうだな…。

「…ミルクティーにする。」

「…あっ、陸先輩だ。」

「やぁ、海ちゃんと水月ちゃん。」

学校で私達が話をしていると、陸先輩が来た。

「…なんか、いつもの3人って感じがしますね!」

水月が嬉しそうに言う。

「確かにそうかも。」

「ね、海!」

「まぁ、3人で夏休み結構遊んだからね。」

「最近行ったカラオケとか、先輩があんな歌を歌うとは思いませんでした。」

水月が思い出し笑いをしながら言う。

「そんなに意外だったかな?」

「「意外すぎです!!」」

先輩につられて私達も笑う。

「今日は部活休みなんだ、一緒に帰る?」

先輩の提案に水月はすぐにはい!と答えた。