「…海ちゃん、探してもいいかな?」

「はい。」

私は周辺を見回した。

「…でも、どこにいるのか分かりませんね。」

「大丈夫、任せて。」

そう言った先輩はさつきちゃんに話しかける。

「さつきちゃんのお母さん、お兄ちゃんと一緒にさがそっか。」

「うん…!」

先輩の笑顔、6歳女児にも効果抜群。