繋がれてない方の手にある、
クローバーのキーホルダー。


自分が転ばないよう慎重に、
持ち上げて前を覗いた。

クローバーには、
手を引っ張る彼の姿が入る。

たまにこうして見てることは、
椿さんにバレませんように…。



だって、椿さん。

クローバーの中は、私の心は、
今日も空色です。


昔から…今も、
ずっと大好きな人の色。


〜fin〜



次からあとがきです→→→