というか、水月ちゃん、強いな。
俺より長く海ちゃんといるから、余計に怒りが込み上げてきたのかも。

だって、水月ちゃんの纏うオーラが…怖い。

「水月ちゃんが怒りたいのも少しは分かるから。俺も掴みかかった位だし。
だから、落ち着いて?ね?」

「あ、ごめんなさい。顔に出さないよう気をつけないと…。」

…水月ちゃんが怒ると絶対怖いな。

そう思ってからすぐ話を進めた。

「俺が呼んでおくよ。それで大丈夫?」

「はい!お願いします。」

水月ちゃんは、いつもの笑顔で返事した。